開講4年目の「信州の防災学」―防災士資格取得者が累計274名に
2026/10/16
防災の学びを、持続可能な地域づくりへ
信州大学が開講する「信州の防災学」は、令和8年度で4年目を迎えました。これまでに202名が防災士資格を取得し、今年度前半には新たに72名が資格試験に合格。令和8年10月16日現在、資格取得者は累計274名となりました。
令和5年度に始まった本授業は、地域防災減災センターが担当する全学共通授業です。
本授業の特徴は、大学の授業と防災士資格の取得を結び付けていることです。「信州の防災学」を受講し、一定の条件を満たすことで、防災士資格取得に必要な講義が免除される仕組みとなっています。さらに、救命救急講習と資格試験も大学で実施し、授業の受講から資格取得までの一連の過程を大学で完結できる体制を整えています。今年度は、授業と資格試験を年間2回実施します。
災害から命や暮らしを守り、地域の営みを将来へつなぐ防災・減災の学びは、持続可能な社会を考えるうえでも重要な視点となります。「信州の防災学」で培う、地域の災害リスクを理解し、他者と協力して備える力は、学環が掲げる、自然・人・社会をつなぎ、社会課題の解決に挑む学びと方向性を共有しています。
資格取得をゴールとするのではなく、学んだ知識を地域や職場での実践につなげること。「信州の防災学」を通じて育った人材が、安全・安心で持続可能な地域づくりの担い手として活躍することが期待されます。
こうした防災教育は、令和9年4月に開設される「サステナブル社会協創学環」が目指す学びとも通じています。同学環は、環境や社会が激変する時代に、持続可能な未来社会をデザインする新たな教育組織です。信州の豊かな自然と地域社会を実践的なフィールドとして活かし、全8学部の知を結集した文理融合の教育を行います。最大の特徴は「自然(ネイチャー)」「人(ウェルビーイング)」「社会(ソーシャル)」の3領域を横断して学ぶことです。サステナビリティとウェルビーイングを統合的に理解し、地域から世界へと視野を広げます。多様な主体と協働してリアルな社会課題の解決に挑み、自然・社会・人間の未来を“ともに創る”実践力を身につけます。
信州大学サステナブル社会協創学環



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