信州大学
開催終了 地域防災減災センター

【開催告知】第5回防災市民シンポジウム「災害 その時 問われる動物との絆ー見えない課題が見えてくるー」

開催日:平成29年11月23日(祝・木) 13:00〜16:30(受

開催場所:信州大学 工学部 SASTec(信州科学技術総合振興センター)3階

第5回防災市民シンポジウム「災害 その時 問われる動物との絆ー見えない課題が見えてくるー」を開催いたします!

【開催告知】第5回防災市民シンポジウム「災害 その時 問われる動物との絆ー見えない課題が見えてくるー」
開催日時平成29年11月23日(祝・木) 13:00〜16:30(受付12:30〜)
開催場所信州大学 工学部 SASTec(信州科学技術総合振興センター)3階

災害はそれまで当たり前であった生活を一変させます。自宅が倒壊・浸水したりすれば避難所等への移動を余儀なくされ、災害の規模によっては避難先での暮らしが長期化する可能性もあります。その時一緒に暮らす動物の存在はどのような課題や影響をもたらすでしょうか。そこで本シンポジウムは、災害時の動物について広く考えるきっかけの場として開催します。
さて、人間と暮らす動物といっても犬や猫だけではありません。” 生業の糧 “として育てられている牛や豚等の産業動物もいます。皆さんの家族であるコンパニオンアニマルと日々の生活に欠かすことのできない産業動物は、両方とも野生動物とは異なり災害が発生してもその場から自由に移動することもままなりません。たとえ逃げ出したとしても野生で生活することは困難です。そこで上記をふまえて災害時の動物とのかかわりを、コンパニオンアニマルについては打越綾子先生に、産業動物については竹田謙一先生にお話しいただきます。さらに災害発生後は人と動物の間には様々な課題が出てきます。そのなかでも特に動物を介した感染症の問題があげられます。鳥インフルエンザを中心に広く感染症について研究を行う大槻公一先生にお話しいただきます。
日頃、防災について「あまり考えていない」「対策をとっていない」という方は、この機会にぜひ家族の一員である動物を通じて、防災について考えるきっかけにしていただけると幸いです。

開催報告

工学部SASTecにて「第5回 防災市民シンポジウム 災害その時 問われる動物との絆-見えない課題がみえてくる-」を開催いたしました。
本シンポジウムを開催するに当たり、当初計画した開催場所や内容に集客の面で不安がありましたが、検討を重ねるなかで、同じ動物でも犬や猫などの愛玩動物を含めれば、集客につながるだろうとの結果に至りました。そこで長野県在住でペット行政に精通する打越成城大学教授へ参加を依頼し、産業動物と愛玩動物の2つから防災を考えるシンポジウムの形が出来上がりました。
産業動物と愛玩動物は別々の開催が必要なのではないかとの意見もありましたが、鳥インフルエンザ研究の第一人者である京都産業大学(鳥取大学農学部付属鳥由来人獣共通感染症疫学研究センター兼任)の大槻先生の協力を得ることができ、産業動物と愛玩動物の間を災害時の感染症で取り持っていただき、開催することとなりました。その結果、150名の参加者がありました。3名の講師による講演も好評で、参加者によるアンケートでも9割以上の方に「得たものがあった」と回答していただきました。また、ディスカッションには濱田学長も参加し、災害時の飼育動物に対しての対応、大学の在り方について等幅広い意見がでました。以上により長野県における災害時の動物についてのキックオフとしての本シンポジウムは一定の成果を上げることが出来ました。
今後も信州大学発の防災減災を広めていくために、様々なシンポジウムを企画しております。引き続き皆様方のご協力よろしくお願いいたします。

詳細

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