TOPICSお知らせ

2021.07.05

  • お知らせ

災害情報のご案内

災害情報のご案内

このたびの静岡県熱海市の土石流により、犠牲となられた皆様に哀悼の意を表しますとともに、被害に遭われた皆様に心からお見舞い申し上げます.現在、避難されている皆様、復旧作業に従事されている皆様の安全と被災地の一日も早い復旧をお祈り申し上げます。微力ではございますが、いくつかお役に立てるかと思う情報を掲載いたしました。何かのお役たてば幸いです。



◇気象庁「キキクル」(危険度分布)
こちらでは、土砂災害、浸水害、洪水災害などの情報を見ることができます。
https://www.jma.go.jp/bosai/risk/#zoom:5/lat:35.191767/lon:138.999023/colordepth:normal/elements:land

◇日本気象協会「知る防災」
こちらでは、様々な災害などについて紹介されています。土砂災害につても掲載があります。
https://tenki.jp/bousai/knowledge/landslide/

またこれまでセンターでは災害後の注意事項に触れてきましたので、記載いたします。
(個別で対応が異なる可能性もありますのでご参考までにとなります)

【健康】
災害直後は緊張が張り詰めているために、自覚しないうちに心身の疲労が蓄積されていきます。
復旧活動にあたっては、自分で大丈夫だと思っても、あえて休息を十分にとることを心がけて下さい。
今後、雨まじりの天気や気温の低下も予想されます。ご自身の健康と安全を第一に心がけて下さい。

【復旧】
◇水に浸かった家電製品に電源を入れると、水分やゴミなどで漏電や回路のショートが起こり、たいへん危険です。また、  こうした原因で「通電火災」が発生することもあります。復旧作業などではしっかりブレーカーを切って下さい。 水害と火災はなかなかイメージが結びつかないかもしれませんが、水に浸かった家電やコンセントは、絶対にそのまま電源を入れずに、十分に水分や汚れを落とし、数日は乾燥させて慎重に(できれば業者などに相談して)確認して下さい。

◇避難や復旧作業時にブレーカーを切って漏電を避けたとしても、太陽光発電パネルと回路に破損があった場合、パネルが発電を開始すると、別系統の回路に電流が流れる可能性があります。太陽光パネルの破損があったり、またバッテリーに多量の電力を蓄えている水没したEV自動車などに触れる場合には、漏電感電がないように十分に注意下さい。

◇家を片付ける時は、厚手のゴム手袋とゴム長靴、マスクを着用し、ゴーグルがある場合は目も保護して作業をしてください。土ほこりが目や、口から入って炎症を起こすこともありますので、目や口を保護することがとても重要です

◇感染症予防のためには、「清掃」と「乾燥」が重要です。例えば消石灰は、アルカリ性であり、肌や目に触れると炎症を起こします。 特に散布した消石灰が飛散し目に入ると大変危険です。

◇怪我による、破傷風などの感染が考えられます。特に深い傷や汚れた傷は危険です。必ず診察をいけましょう。


【情報に注意】
◇後続の災害続発や今後の生活や復旧への不安を強く感じておられると思います。災害時には、正確な情報の不足が不安を高め、そうした不安の高まりが不正確な情報でも信じ込ませて不適切な行動につながる悪循環が起こることが知られています。デマはこ うしたしくみで被災地で出回ります。ツイッターなどのSNSは非常に便利なツールですが、出所不明のデマが人々をさらに不安にさせることは、災害時に何度も見られました。出所や発信者が不明な情報は鵜呑みにせず、テレビやラジオなどの確実な情報源と併用して確実な情報を把握することを心がけて下さい。