信州大学
開催終了

第2回 気候市民会議まつもと  

開催日:2024 年 9 月 28 日(土)

開催場所:松本市役所 本庁舎 大会議室

2024年9月7日(土)に第1回を迎えスタートした「気候市民会議まつもと」、その第2回目です。

プログラム

  1. 本日のオリエンテーション
  2. 第1回のふりかえり
  3. 情報提供と質疑応答①
    • 平林高広氏(長野県 環境部 環境政策課 ゼロカーボン推進室長)
    • 「2050ゼロカーボン実現に向けた長野県の取り組み」
  4. 情報提供と質疑応答②
    • 鈴木博史氏(松本市 環境エネルギー部 環境・地域エネルギー課長)
    • 「ゼロカーボンで住みよい松本市を実現するための取り組み」
  5. 対話1 政策って難しい? 疑問点・不明点をすっきりさせよう
  6. 情報提供③
    • 信州大学人文学部社会学研究室 「気候変動と脱炭素社会に関するアンケート調査」結果について
  7. 対話2 気候変動対策を進める上で大切だと考えること ・事務連絡、閉会、アンケート記入

開催報告

2024年9月28日、松本市役所にて第2回気候市民会議まつもとが開催されました。40名の参加者が出席し、気候変動に関する専門家からの情報提供と参加型の対話が行われました。

主な特徴:

1.行政による2つの講演

  • 平林高広氏(長野県)による県のゼロカーボン政策の説明
  • 鈴木博史氏(松本市)による市の取り組みの紹介

2.重要な政策目標の共有

  • 長野県:2030年までに60%削減目標
  • 松本市:2050年ゼロカーボンに向けた具体的な提案

3.市民の意識調査結果の共有

  • 749名の市民からの回答分析
  • 気候変動への高い関心と具体的な対策実施における課題の認識

【プログラムごとの内容サマリー】

■オリエンテーション:

統括ファシリテーターによる第2回会議の説明と、用語の統一用語として議論。 「脱炭素」「カーボンニュートラル」「ゼロカーボン」などの用語について協議し、多数決により「ゼロカーボン」を統一用語として採用することを決定しました。

■第1回ふりかえり:

第1回実施後の結果アンケートを共有。情報提供の内容は徹底的にわかりやすく評価され、グループ対話でも多くの参加者が発言できたことを確認。を継続することなど、運営面での改善点も決定しました。

■情報提供①(平林高広氏)長野県の気候変動対策について説明:

長野県の気候変動対策について説明。 2019年の台風災害を契機に気候非常宣言を発出し、2050年ゼロカーボン事態実現を目指す。高い目標を設定し、具体的な潜在を展開していることが報告されました。

■情報提供②(鈴木博史氏) 松本市の取り組みについて説明:

市の温室効果ガス排出の50%以上が交通・家庭部門であることを踏まえ、住宅用温暖化対策設備への補助制度や公共交通の利用促進など、具体的な潜在を実施していることが報告されました。

■対話1:

政策への疑問点・不明点の共有グループごとに、行政の政策についての疑問点や不明点を出し議論議論。補助金制度の具体的な内容や、EVの普及可能性、太陽光発電の課題など、実践的な質問がたくさん出ました。

■情報提供③(信州大学社会学研究室) 松本市民749名への調査結果を報告:

95.6%が夏の暑さを実感し、気候変動対策の必要性は認識しているもの、具体的な対策実施には経済的・物理的な障壁があることがわかりました。

■対話2:

気候変動対策を進めていく上で大切なこと 各グループで気候変動対策を進めていく上で重要な点を議論する。の質を落とさない工夫」など、実践的な視点からの意見が出ました。


レポート詳細PDF

登壇者

平林 高弘

ひらばやしたかひろ

長野県 環境部 環境政策課 ゼロカーボン室 室長

鈴木 博史

すずきひろし

松本市 環境エネルギー部 環境・地域エネルギー課 課長

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